恋愛物語 - 短編集 -




つか、私と同い年に
負けた事が悔しい。


私は15年間思ってんのに!
考えんの辛いからやめよ。



『えー、わかんない・・・。』

ほんと、今更だけど
泣けてきた。



「・・ったく。鈍感な人は困っちゃうね。・・・藍。」



『ふぇっ?・・っ・・。』


海斗に呼ばれ振り返ったら
唇に暖かい何かがあたってる。


「・・好きだよ。」


海斗にキスされた・・。
そう思った時、ぼっ。と
私の顔が熱くなった。



『えっ?・・えっ?・・えっー!!!』



「で、返事は?」



『・・返事?』


なんの?



「うん。・・・告白の返事。」


告白?
告白の返事?



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