俺様生徒の甘いくちづけ

「なにするのよ！」


「──削除っと」


振り向くとそこに１週間前、あたしを“オレのモンにする”と宣告してきた……



俺様生徒…五十嵐くんがいた。



「声がしたと思ったら、やっぱり！いつのまにいたの！？」


「１番後ろで寝てたんだけどさー。美桜のきのこ頭が見えたから移動してきた」


「だから、きのこじゃないって言ってるでしょ！って言うか、移動してこなくていいし！それより、どうして人のメール勝手に消しちゃうの！」


「あんなの抹殺に決まってんだろうが！！」


「はっ！？」


なに、その自信満々なセリフ。


「他のヤローになんか、会いに行かせるかっつーの！美桜にはオレがいるだろ？」


「──え」