お兄さんとイチゴのケーキ
優しい人
「しっかりしてんな、お前」

「そうかな?」

「お兄さんは悪い人じゃないよね」
晴樹は尋ねた

「お前はどう思う?」

逆に近堂は尋ねた

「悪い人じゃないと思うな、
だってケーキ好きなんだもん」

「ケーキ好きは良い人か?」

「うん、優しい人」

「そんなもんか」

「そうだよ、きっと」

晴樹はうなづく

「僕、お母さんに言うよ、悪い人じゃないって」


見た目なんかで

その人の事を決め手はいけない

話してみて

やっとその人の事が分かるのだ


その数日後

男は変わっていた
毎日ブラブラ遊んでいたが、

学校に通う様になったらしい

ケーキを作る学校だ。

取り外したサングラス下は、優しかった目をしていた。

「早くお兄さんの作るケーキ食べたいな」

晴樹はその日を楽しみに待っている(終)
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

感情質屋

総文字数/1

青春・友情1ページ

表紙を見る
星の色は何色?

総文字数/4,925

絵本・童話25ページ

表紙を見る
みつばちはどこ?

総文字数/2,057

絵本・童話11ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop