純愛~妻が僕を殺すまで~
第4夜 連続殺人事件
  

 空気のように君は、壊れていった。

 身勝手だった。しかし…解って欲しい、こんな結末を知っていたら…踏み止まった。


   ※     ※


「もしも~し、あなた?」


 永眞は、袋に精器を入れて夫に電話をかける。


「【どうした?】」


「あなたの車の中に変装の衣装を入れておいたからそれで変装して○○○ホテルに来て。」


 永眞は、悪びれる事もなく言った。


「【おい…お前。】」


「早くしないと警察、来ちゃうわよ。」


 永眞は、電話を切ってニッタリ笑った。


  
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