光と影
初めてのセックス






次の日、初めて圭也の家に
遊びに行った。




部屋にはあちこちに
ピアスが転がっていたり、
灰皿や、
たばこの吸い殻もあった。




"やっぱり煙草吸ってたんだ…"




それを知っても何とも
思わなかった。
13歳が煙草を吸うなんて
引いちゃうことなんだろうけど、
絶対にあっては
いけないことなんだろうけど、




圭也の優しさとか
意外な子どもっぽさを知って、
私はもっと好きになっていたんだと思う。



「チューしよ」




床に座っていた私に近づいて
圭也はそう言った。




少し躊躇したけど、
圭也とキスをした。





かわいいキスから
深いキスになる。





「かわいいなあ〜咲」




キスをするたび照れる私に
そう言って頭を撫でる。
そんな圭也が愛おしかった。





それから圭也は私を
ベッドに連れて行った。





慣れた手つきで
服を脱がされ、
私は圭也と繋がった。






初めての経験だった。
好きな人と繋がれたのは
すっごくすっごく嬉しかった。







14歳の夏、私は処女を捨てた。





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