高校デビュー

自分のせい

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…
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ｱﾗｰﾑに起こされて今日高校生になったばかりの夏帆は思いまぶたをあける。


『ねむいなあ…』


そういいながらも夏帆はベッドからおり、支度をはじめた。


まず、顔に派手で誰かわからないくらいのﾒｲｸをほどこす。


次に制服。もちろん超ｰﾐﾆｽｶだ。


さいごに髪。
昨日金髪にしたばかりの髪をうれしそうにとかし、ｺﾃでまいていく。



そうして夏帆の通学ｽﾀｲﾙが整った。


『よしっ。いよいよだ…。笑顔笑顔っ!!』

そうひとりでつぶやくと、鏡の中の自分に飛びっきりの笑顔をみせ、家をあとにした。



夏帆の家から学校までは徒歩で約一時間かかる。

そのため夏帆は電車通勤をえらび、さっそく電車にのりこんだ。


派手な格好だからだろうか、みんなの視線が痛い。


そんなのお構いなしに夏帆はｹｰﾀｲをいじっていた。