お隣りさんちの幼なじみ君



「ほら」


「あ、ありがと…」


悠真はお皿を私に手渡すと、コップや箸を準備し始めた。


背、高くなったな…。


昔は、私が取ってあげてたのに。


「ねえ、悠真って身長いくつ?」


私はお皿を持ったまま、悠真に聞いた。


「オレ?178センチ」


呆然と立っている私から、悠真はお皿を取り上げると、鼻歌を歌いながらご飯を盛りつけている。

178!?


私と20センチ以上も差があるんだ…。




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