うらばなし


「それがとりあえず、千人受けするような小説を書くことだと?」


ええ。
楽しんで書いていき、時折遊びで、たった一人のために書くような作品もあり、流行に便乗して周りの反応を楽しんだり、誰にも受け止められないような自分の世界観を書いてみたり。


はは、まずいな。書くってやはり楽しい。


「幸せそうだなぁ」


幸せ者ですよ。はい、幸せです。


上記の作品どれにでも、読者はついてくれるのですから。


不思議ですねぇ。
不可思議ですねぇ。


なのにとっても有意義であり、至福であり、興味深い。


ああ、だいぶ話が脱線しましたけど。まあ、いいでしょう。


読者数、PV数気にするのは仕方がありませんが、増えないと嘆く前に、なぜ書くのかを再確認すれば、あまり気にならなくなりますよ。


「達観というか客観というか歪んでいるというか……、お前って、深いようで浅はかだよな」


深く考えるのが苦手なんですよ。深く視すぎると余計な色ばかりが目立ちますから。


空は青い。
ええ。なぜ青いだとか理屈を探る前に、空は青いという事実の“綺麗さ”だけを感じれば、はは、世の中楽しいことだらけだ。


< 117 / 1,773 >

この作品をシェア

pagetop