うらばなし

六月です

ロード、ミッションです。

「忙しい」

つれない一言で去ろうとなさらないでっ。泣きますよ、うわわん。

「もう泣いているじゃないか」

ど、どうしても行くなら、この前来てくださった七隊ツンデレ隊長さんを捕まえ損なった鎖でグルグル巻きにしますからね！

「……」スタスタ

待ってくださああい！嘘です、嘘ですから嘘八百ですから！

「……、はあ。なんだ」

じ、実は、ケーキを焼いてほしいのです。

「食べたいなら食べたいと言え」

いえいえ、私めではなく、七隊隊長さんと我が敬愛する作家様の誕生祭にロードのケーキを差し入れしたいなぁと思いました。

「俺はレインとしか面識がないんだがな」

ならば、こちらがジンさんです。（写真ｽｯ

「マンナカとじゃれてるのか……。話を聞くには、もっと、そうだな……冷淡な印象があると思ったんだが」

きっと、甘いものも好きなはず！あ、フルーツタルトはダメですよ！

「分かっている。誕生日なら、無難にショートケーキだろうな」

２ホールプリーズ。
お祝いしたい人が二人もいる素敵な日なので。


「そんな話ならば、聞いてやろう」