うらばなし

ロードのために自粛しましょう。なれば、姫で。

「……」(お湯用意)

間違えました、クロスにします。

「……」(冷水バシャー)

うひゃう!冷水最高!

「君の気味が悪い妄想で忘れかけたが、ヤンデレトーカーとは何だ?」(タオル渡し)

ヤンデレなら、病んで下さい!にて、紅葉ねえが作った言葉です。(タオルごしごし)

普通のストーカーと、ヤンデレのストーカー行為を分別し、ヤンデレトーカーという言葉が生み出されました。

冒頭の扉書きからも見て分かる通り、ふゆっきーのこの行為は果たして、犯罪者のそれでしょうか!

「力拳で語るな」

否っ、断じて否!
ふゆっきーを始め、紫暮の休日は雛ちゃんの見守り日も、スナイパーカルツはこっそりミナナを護衛中さえも、全ては相手のために!

「スナイパーカルツは初耳だ」

相手の一人の時間を邪魔せず、かつ、快適安全に過ごせるように裏方に徹するその健気さっ。相手に気づかれなくとも、誉められずとも、相手のためだけに行動してしまう彼らこそ、ヤンデレトーカーなのです!


「渉も、雛も気づいているがな。この分では、ミナナも察しているだろう」

ミナナは気付いていても、知らないふりをしているでしょうね。『ミナナのオフを邪魔しようとする害悪を三人も排除したよ』と、心の中で思いながら決して口にしない、でも隠しきれずに口元が緩んでいるカルツが目に浮かびます。

「君はヤンデレ絡むと、夏バテ知らずになるんだな」

ええ、ヤンデレこそ生きがい……ぶはっ。

「どっちにしろ吐血でバテるか」



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