うらばなし
お菓子をくれても、イタズラするぞ!

ーー

阿「わたるーん!トリックオアトリート!」(*゚▽゚)ノ

渉「今日のお面は、パンプキンカラーなんですね」

阿「サービスだよー」(●´∀`●)

渉「一般の方々にすれば、おぶさられるだけで十分だと思いますが」

阿「トリックオアトリート」

渉「すみませんが、お菓子を持っていないものでして。今から家に来てくださるなら、茶菓子ぐらいありますが」

阿「規制事実が作れるねっ」( ´艸`)

渉「既成事実ですよ」

阿「規制されてしまう事実を、わたるん家で作るー!」(〃'▽'〃)

渉「あえての誤字ですか……」

阿「骨に教わったの!」

渉「……、冬月くん。溝出さんに、注意しておいて下さいね」

冬月「わたるんはん言うんなら、いつも以上に『注意』しときますえ!」(がさっと)

阿「ストーカーふゆっきだー」

冬「ストーカーやなんて、僕は単に茂みから見守っていただけどすえ?そのいかがわしい脂肪(もん)押し付ける女を、どう刻もうか考えとったわぁ」

阿「わたるんにおぶさっていれば、へっちゃらだね!」( ´艸`)

冬「っ、あざ笑ってからに!その腹立たしい顔文字ごと、真っ二つにーー」

渉「冬月くん、落ち着いて下さいよ。寒いですから、冬月くんもお茶していきませんか?」

冬「ああぁっ、わたるんはん!僕とも規制事実を作りたいんやねぇ。僕はいつでも準備万端どすえ」

渉「何のですか……」

阿「わたるーん、おなか空いたー。トリートオアトリート」(´・ω・`)

渉「厳密にはトリートは、『お菓子』という意味ではないのですが。とりあえずお菓子なんですね」

冬「これだから、栄養が胸に行く類の輩は。僕が求めるのはわたるんはんただ一つ。わたるんはーん、トリックオアトリートどすえ」

渉「ですから、お菓子は」

冬「なーら、イタズラしてもええよね」

渉「まっ、冬月くん!?」

阿「規制事実だー」(゚∀゚)

冬「お菓子持っていないわたるんはんがいけないんどすえ。ああ、やっと、日頃のイメージトレーニングがっ」

渉「あ、ポケットに飴がありました」

冬「……」

阿「トリート!」(・∀・)

渉「二つあるので、一つずつですね。どうぞ」

阿「いちごー」(○´∀`○)

冬「わたるんはんから貰った飴……。一回で食べるのはもったいない。そうだ、砕いて一欠片ずつ一日一回食べていけば、そうだそうだ、そうすれば、ずっと渉の飴を味わっていられる!」

渉「そんなことせずとも、一緒にいてくださるのなら、いつでもご馳走しますよ」

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