うらばなし
押してダメならーー

ーー

骨「……」

冬「泥臭いザコキャラが、なあんで茶の間のコタツでくつろいでいるん?燃えるゴミでまとめましょかぁ」

骨「……」

冬「なんや、寝てんどすか。起きているんのだか、寝ているのだか、死んでいるのだか、分からんのはあんさんぐらいなもんやねぇ。テレビもつけっぱなしで」(リモコン取り)

『ちょっと、昨日のあの女、何よ!わ、私以外の子と手を繋ぐだなんて、浮気じゃないっ』

『あれはあちらが勝手に繋いで来たのだよ。告白もされたが、もちろん断ったさ。僕にはハニーがいるからね』

『ほ、ほんとなんでしょうね!あ、あなたモテるから、浮気したかったらしたらいいじゃないの!』

『そうか。ハニーがそう言うなら』

『っっ!や、やだやだ!バカーっ!』

『あはは、ハムスターのように頬を膨らませちゃって。ヤキモチな君も可愛いよ、ハニー』

『か、からかわないでよねっ。私、本当にあなたのことが』

『ああ、僕もだよ。ハニー。証明はベッドの上でしてあげようか』

『ば、バカ……!』

冬「……」(リモコン持ったまま、フリーズ)

骨「……、ヒャヒ?おうわぁっ、しまった!コタツとミカンの餌食になっちまった!やべぇ、今日は『気づけハニー!そいつは五股するエセ金髪だ!』の再放送してるっつーのに!ええと、今日は三話目でーーくっそおおおぅ!濡れ場があったのにいいぃ!」

冬「……」

骨「ん?なんだ、冬つーーあびゃっ」

冬「ヤキモチ焼けば、ハムスターに。ヤキモチ焼けばハムスターに。頬膨らますわたるんはん、頬膨らますーーこうしてはいられない!」

骨「な、なんで俺、頭蓋割られたんだ……」


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