うらばなし
世の大人たちよ、こども達のために戦じゃあああ!

ーー

クリスマス。リア充爆発しろイベントで盛り上がる日ですが。

ロード「そんなイベントを、誰が楽しめると言うんだ」

失敬。本来、クリスマスの主役は子供たち。

なので、子供たちを喜ばせるために私め、全力を尽くしたいと思います。

ロ「気の早いサンタだな」

いえいえ。子供たちは12月に入った段階で、クリスマスのことばかり頭にあるのです。期待を裏切らず、期待以上のことをするためにも下準備をしなければ。妖怪体操はマスターした!

ロ「サンタが踊ってどうする」

期待以上と言えば、Kさんよりハーメルンへのクリスマスプレゼントを預かりました。

ロ「こどもへのクリスマスプレゼント……。ハーメルンがさも、喜びそうなことだな。中身はなんだ?」

Kさんのことですから、子供に贈るとなれば、てんそーー

ロ「……」(べしっ)

冗談です。ハーメルンへのプレゼントなので、私めが見るわけにはいきません。Kさんのことですから、きっと、すんばらしぃ物に違いない。煌びやかな包装紙でラッピングされた箱の大きさから、それはもうマーベラスなもの!何せそこはKさん。プレゼントも豪華なことでしょう。Kサンタありがとうございます!

ロ「上げに上げたな……。まあ、ハーメルンが喜ぶに違いはないか」

Kサンタに負けじと、私めもサンタをしましょう。ハーメルンに、『サンタさんにお手紙書くんだよ』と紙を渡してありますから。

後はそれが届くのを待つのみ。

ロ「案外、きちんとやることもあるんだな。その手紙とやらが、何故かこちらの屋敷に届いたから持ってきたわけだが」

くっ、配達人にマンナカ選んだせいか。めんどー言いつつも、成し遂げてくれると信じていたのに!

ロ「マンナカがビルディ以外に従うわけがないだろうに」

姫経由で頼めば良かったか。ともあれ、早速、サンタへの手紙を読んでみましょうか。
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