うらばなし
忘れた頃にやってくる


愛したい、愛でたい、可愛がりたい。愛して、愛され、愛を語り。酸欠になっても、声が枯れても、君と話し続け。寝ることも忘れて、まばたきすらもせずに君を視界に入れ続け。呼吸するなら、喉を潤すなら、君の口から直接欲しくて。手も足も首さえも繋がり、解け合うように抱き締めあって。


いっそ、君なしでは生きられない体になりたい。死因は君がいいな、笑って死にたいから。




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