トキヲコエテ [短編]
「誠くん。俊は今でも、私を想ってくれているよ。私は俊を信じてる。だから、ごめんね。誠くんの想いには答えられない。」







そう言った私に







誠くんは困惑気味な表情を浮かべ続けた







「俊は死んでるかもしれないんだぞ!」







「死んでいたって、この想いは変わらないの!私には、俊以外の誰かを愛することはできない!」







「そうかよ。もう、いいよ。幸ちゃんは狂ってる。」







そう言い残し







誠くんは丘を降りて行った







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