MISSION〜ターゲットはキミの唇〜



―雪―



今日はバイトが休み

だから、華と放課後デートでもしようかと考えていた

なのに…タイミング悪い

華は友達と遊ぶらしい


「…暇」


だから、俺は家で暇をもてあましている


すると、携帯が鳴った

ディスプレイには"華"の文字


「何?どーしたの?」

『あ、雪ちゃん?今から、家に行ってもいい?』

「あれ?友達は?」


まだ17時…
友達と別れるには早すぎだろ


『ん?もう、用事は済んだから大丈夫っ!っで、行ってもいい?』

「んー…華が夕食作ってくれるなら」


今日、親は仕事で帰りが遅い

だから、夕食は自分で調達しなければいけなかった


『わかった!じゃ、お買い物してから行く!待っててね』


俺が返事をする前に、華は電話を切った

ってか、作ってくれるんだ

夕食が楽しみになった
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