ネバーランド

「そこの窓から見えたから」


そうやって指差した窓は
あたしの家の真後ろの家だった…。



「もしかして…あれ掛川の家?」


「うん」



「知らなかった…」


「知らなかったんだ…」



あたしたちはクスクス笑った。

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