不良彼氏は正反対

いきなり、

あたしは莉藍はあたしを突き飛ばした。



「あははっ。いいね、その怯える感じ?
そそられる」

「り、りあ・・?」

「だけど、その・・・こんな人だったの
って目だけは腹立つのよっ!!!」



_____バチンっ!!



いきなり、

顎をくいっと上げられたかと思うと
あたしは

ビンタされた。


「そんなこと思ってないよっ!?」

「驚いた、泣くと思ったのに」



なっ、なにそれ・・・。

泣かなかったあたしを見て莉藍は笑い
声を上げる。



は、はは・・・・なにこれ、
どうして

あたしが殴られるの?

あたし、

莉藍を傷つけることしたの?




「なに、その目。ムカつく・・・・
あんたみたいな周りに愛されてる人が
一番ムカつくの・・」

「あたし・・愛されてなんてないよ?」



ほんとは、

誰かに愛されたくてしょうがないやつ
なだけ。


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