【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上
「ねえ晴彦。何で一緒に学校に行かなきゃいけないの?」
晴彦の事は好きだけど、家でも学校でも一緒なのは息がつまる。
「いや~。佑斗さんの命令なんで…」
佑斗の命令…ねえ。
「あのさ、何で佑斗が絶対なの?私、それがウンザリなのよね」
ため息をつくと、晴彦は少し困った顔をした。
何か言いたそうだけど、言えないみたい。
「やっぱいい。晴彦だって立場上、言えないよね」
跡取り息子の佑斗が言う事は、理屈抜きで絶対なんだ。
やっぱり、合わないな。
この世界…。