【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上



「何で…?」


だって、家を守る為に婚約者を決めるんじゃない。


だから、私にもこんなに早く、婚約話しを持ってきたんでしょ?


「じゃ、じゃあ、何の為の婚約なの?」


大体、この家はどうなるのよ。


頭が混乱状態でいると、お父さんは立ち上がり、私を見下ろした。


「とにかく、決まった事だ。来週から、向こうの家で暮らす!分かったな?」




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