いつもとなりにはキミがいた
高校デビュー



「規律、礼」



がさがさと揺れる椅子から立ち上がる。




机のがたがたが気になる俺。




「おい!雄、食堂行こや!」




いきなり教室に入ってくるなり俺の腕を掴むのはシュウ。




クラスは離れたものの関係は崩れることはない。




お昼になるといつものように教室に入ってくる。




数学の教科書を乱暴に机にほうり込んで食堂に向かう。




「クラス慣れた? そっちは楽しい?」




「んー、まあまあやな。お前今日から部活?」




ラーメンを啜ったシュウは左手の親指で合図をした。




俺のクラスでもシュウの知名度が高い。




彼女は居るのかだとか、好きなタイプは?とか。




俺はサッカーを辞めてから告白されることは極端に減ってしまった。






< 239 / 239 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

まんまる、おかあさん ほかほか、お父さん。
菜桜美/著

総文字数/1,471

絵本・童話7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
優しくて、ニコニコ笑顔のお母さん。 大好きな大好きなお母さん。 ほかほかで、優しい声のお父さん。 大好きな大好きなお父さん。 23/5/2/月完結 つきさらさんから素敵なレビューをいただきました!! ありがとうございます 気持ちがほんわかする可愛い絵本になっています。 感想よろしくお願いします
トモダチってなに?
菜桜美/著

総文字数/1,466

ノンフィクション・実話6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あたしが生きてきて  15年8ヶ月。  まだわからない。 本当の友達ってなに? 2010..8/21..End 15歳のキモチ・・・。
<短編>好きだから忘れたい
菜桜美/著

総文字数/1,165

恋愛(その他)6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ねぇ… どうして私達は出会ったのかな。 神様はいつも意地悪だね。 自分が選んだ道。 自分が見つけて進んだ道。 あの時 もしも引き返す事が出来ていたら 今こんなに私は苦しまなくてよかったのかな。 でも貴方を好きにならなかったらキラキラした一年は遅れなかったかもしれないね。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop