刻の無い少女




まどろみながら夢を見た。





誰かが私の名を呼んでいる。


ずっと前から知っている。





どうして、その声は遠くからしか聞こえないの?




今まではそばで聞いていたのに…。






誰なの私を呼ぶのは









もういいでしょ?








――――。































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