埋蔵金みーっけた。

さあ、掘るかっ。

未久の家を出て、例の空地へ


向かう。


「あ、そうだー。 麻由ちゃんはさ、
好きな人とか、居ないの?」


未久が唐突に、さっきの話題を引っ張りだす。


「うち? いないいない。 そんなことする暇
あったら、寝てるしー」


「・・未久、麻由に期待しちゃいけないんだね」


「・・うん」


こんなところにも、麻由のマイペース発動。
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