愛と涙、そして知るだろう。

康平までも傷つけてる私は、本当に性格が悪い。


「康平・・・。」

「ん??」

優しい目を向けてくる康平。




「私なんかに優しくして、疲れない・・・?」


率直な気持ち。

こんな私に愛想を尽かしちゃったでしょ?




目を見開いた康平。

やっぱり、図星だったんだ。



「そんなこと思ってるわけねぇだろ!!!」


返ってきた康平の言葉にびっくりした。




「絶対にそんなこと思ってない。俺は結羽のこと、嫌いになったりしないから。」

康平の真剣な目。


「俺はどんな結羽も好きだから。でも、辛そうな顔は見たくない。」

「うん・・・。」




「なぁ、ごめん。さっきの言葉撤回していい?」


えッ、、、??

やっぱり私のこと嫌いなのかな・・・??



「う、うん・・・。」


「さっきは、冗談って言って誤魔化したけど、結羽、やっぱり俺じゃダメ?」


ますます真剣な目に思わずドキッとする。



< 52 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop