spiral"alive"Ⅱ
「着いたわね。」
絵を抜けた先は、暗い空間。
「華。」
「うん…‘木漏れ日’!」
瞬間、私達の周りに小さな光の球が舞う。
視界が少し明るくなった。
「これでいいわね。葵、案内頼める?」
「勿論…こっちよ。」
葵と美優を先頭に、私達は足を進めた。
真っ直ぐ進んでいくと、記憶で視た通り鉄格子が見えた。
それに沿って歩いていく。
…気味が悪いな
こんな所に、夾が?
「反応が近いわ。」
葵の声に私達は一層身を引き締める。
やっぱり、ここに…
「アソコ見て下さい!!」