spiral"alive"Ⅱ
◆最終章◆

大嫌いな神様へ












あの日の事を忘れた時なんて一度も無い





今でも時々夢で視るんだ





その度に私は怖くなって




でも、リビングから聞こえてくる海兄の声が、私を安心させてくれるの






あの日






学校から帰って来た私の耳に届いた、母さんの声




下に降りてみたら、玄関で母さんが知らない男の人を責めていた。





状況が分からない私にも、ある言葉だけは理解出来た。




ーー学園に強制収容させていただきましたーー




男の人が告げた事





海兄となぎ兄は…学園に連れていかれた。






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