spiral"alive"Ⅱ

桜貝の約束














山の中にある墓地



一つのお墓の前に、花を持った悠里が立っていた。



「…久し振り、右京君。」



お墓に向かって悠里はニコッと笑う。



「海と渚が…あの人を止めてくれたんだって。あなたの意志を、受け継いで…。」



悠里の脳裏に浮かぶのは



学園での生活



苦しくて、辛かったけど




何より、幸せだった




「ねぇ右京君…私達は、何で失敗しちゃったのかな?」







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