spiral"alive"Ⅱ

どんなに遠く離れても…










フォン、と光が消えたと同時に、俺達は現実に引き戻される。


皆、すぐには言葉が出なかった。



「…今の、視たか?」



俺の問いに皆ゆっくり頷く。



信じられない



いや、信じたくない




「まさか、奏汰さんが犠牲者だったなんて…。」



沈黙が走る。



親友が、“希望への道筋”に巻き込まれた



それを知ったとき、親父はどんな気持ちだったんだろう…?



「…何だよアイツ!!」





< 56 / 543 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop