幸せの見つけかた
祝勝会が終わり、一部の人はカラオケに行こうとしてた。



でも香織さんは帰ると言うので、送っていく事にした。



他のスタッフにも、彼女がここまで酔うのは珍しいから、送り届けてくれと頼まれた。





店の出口でみんなと別れると、彼女が上着を忘れたと、店の中へ戻った。







「良平さん。」



外で待ってる俺の背中に、可愛い声が、かかる。




振り返ると、岡田里奈だった。




「あれ? カラオケ行ったんじゃなかったの?」




フフッと口に手を当て、肩をすくめる。




「良平さんって、彼女いるんですか?」




「はっ? …いないけど。」



「じゃあ、私と付き合ってくれませんか? 私、良平さんのこと、好きです。」






「…えっ?」








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