俺様男と恋に落ちて
~美優サイド~

・・・。なにこの空気。

「ねえ!どっかでお茶しよ!」

美羽はこの空気をどうも思わないかな・・・。

「・・・。」

「ほら美優!はやく行くよお!!」

「うん・・・。」



「じゃあ自己紹介しよっか!」

美羽ノリノリだ。

「私美羽!瞬也くんよろしくね!!」

「ああ。お前は?」

「・・・美優です。」

「ねえ!美羽、瞬也くんのアドレス教えてほしいなあ!!」

「俺気に入った奴にしか教えねーから。」

「・・・そっかあ!じゃあ気に入ってもらえるようがんばるね!あ、トイレ行って来る!」

うわー。美羽キレてる。しかも何、この空気??うん、メッチャ気まずい・・・。

「なあ。」

やばい、話かけてきた・・。

「・・・。」

ここは無視しておこ。

「・・・俺様を無視するなんていい度胸だな。犯されてーのかテメエ。」

は?俺様??犯す?聞き間違えかな・・・。

「なんですか・・?」

「なんでお前は俺に言い寄ってこねーんだ。」

なんでって・・・。

「好きじゃないのになんでそんなことしなきゃいけないの?」

顔がよくても中身が問題でしょ・・・。

「・・・へえ。お前みたいのははじめてだ。気に入った。婚約者お前に決めたわ。」

・・・・・・・・・・・・・は?

「あの・・美羽のほうがいいと思います。」

うん絶対そうだ。



< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop