1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】
「でも本当に汚いね。あたし片付けるよ」
「勝手にいじるんじゃねーよ。俺がやるからお前は風呂でも入れ」
「はーい」
……ったく。エロいもんは全部紙袋の中に隠して、カップラーメンやコンビニ弁当の空の容器をごみ袋にぶちこんだ。
後の余計な物は適当に床下収納に入れておけば大分広いスペースはできるだろ。
「聡ちゃん」
「わ! な、何だよ?」
風呂場に行ったはずのラミカは、制服姿のまま……いや、黒のハイソックスだけ脱いだ状態で後ろに立っていた。
「あたし、下着も部屋着も持ってきてないや。家にあるから着替えがない」
「ああーそうか、そうだよな」
部屋着は俺の服でいいとして、下着は……
「洗濯機で回して、渇くまでノーパンでいっか」
「いいわけねーだろ!?」
バババババカだろ!?こいつ!男の一人部屋に来てよくもそんなことを軽く言えるな!?