リサイクルショップ
あの小汚いおっさんが言うには、自分が死ぬ僕は今日死ぬのだと場所は公園らしいが、そんなことは誰にもわからない。要するに答えがないのだ…どんなに正しい計算式を使っても答えがないのなら答えはでない。
正確には答えはあるが、それが答えなのかがわからないだけ。
誰にも解けるはずがない、だって人生には正解と言えるものがないのだから。

そう小汚いおっさんに僕は長くとても長くパソコンの説明書並みに説明した。

でも答えはある。

と、おっさんは話す。

答えはあるがそれが答えだときずかないだけで、各々達は答えを出してるのに、それが答えだとわからないだけで答えは出ている。

少年、ちょっとした話をしてやろう。

むかしむかし
明日を生き抜くため為のお金も泣く、住む家もない大学生がいた。
その大学生は自分が一番正しいと思って生きてきたから、物心が付く頃には誰の言うことも聞かなかった。
そんな大学生にお世辞でも綺麗とは言えないおっさんが現れて大学生に忠告した[公園は駄目だと]そんな事はお構い無しに大学生は公園に出掛けた。

お仕舞い。
いやーいつ聴いても滑稽な話だね~(笑)

ちょっと…ちょっと待ってくれよ!その大学生はどうなったんだよ!!

知りたいなら教えてあげるよ♪
その大学生は死んだよ。
確か死因は高校生のイタズラで殴り殺されたらしいけど、イタズラで殺されたらたまんないよね…(笑)

何で俺を見るんだよ…
別に僕と何も関係無いじゃないか!!

もうきずいてるだろ
少年
この話は君と瓜二つだって事に、
それゃそうさだって君自身のお話しなんだから。
守くん(笑)

あの小汚いおっさんは、僕を名前で呼んだ。
あの小汚いおっさんには名前を教えていないのに、小汚いおっさんは最初から名前を知っていたかのように僕の名前を呼んだ。
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