雪が光のように
雪のような
いつもと同じように冷えきった街。
何も変わらない人達。
誰も私の存在に気付かない。誰も私のことなんか気にしていない。
でもそんなのいつも同じ。今日も私は自分が分からないままなのだろうか....。私は自分がだれかわからない
名前も生年月日も親の名前も.....人間かも...。みんなはいい。感情があって。私は楽しいがどんな気持ちなのか分からない。楽しいとは何なんだろう....。
いつも考えるけど分からないまま時がすぎてく。眠くなんかならない。お腹なんかすかない。
私が感じるのは....疑問だけ.....。いや違う.....誰かにかまって欲しいのかもしれない。

そんな事を思っていても何もならない事は知ってる。
色々考えているうちにランプが切れた
この国は夜の10時になると電気がすべてダウンするつまらない国だ。
そんな国の名前は『タウスチェル』
いいにくい名前。
だけど名前がないよりマシだ。
わたしの親は遠い国『カウンティル』にいるそうだ。私はそこに行きたい。だけど......身分証がないと行けないのだ。私は身分証がない。名前が分からないのだからあたりまえなこと。だけど......私は海を一度だけ見て見たかった。でも外に出る勇気がない。
物心ついた日から私は外に出たことがない。

だけど明日は何となくでて見たくなった......。(明日は外に行ってみようかな....)
その時はとてもドキドキしてた。期待とともに不安もあった。だけど一歩進んで見たくなった。
何かが私を変えてくれるような気がしたから

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