たった一つのプレゼント
「よかった、二人ともいて」
中へ入ると
大崎と名乗る女性が
私達を案内した。
そしてたどり着いた場所に
佐々木社長がいた。
「さっき全員一致で
決まったんだよ、合否が」
「……………」
佐々木社長が話し出すと
私達は唾を呑んだ。
「本当は後日
連絡するはずなんだけど、
こんなに全員一致な事は
滅多にないからね」
「…………はい。」
「二人で合格だよ」
「ごう……かく………」
私と迅は
顔を見合わせた。
クールな迅が
おもいっきし感情が
顔に出ている。
面白いぐらい伝わる
それ以上に
私も感情が顔に
でているのかな