魔道師と暗殺者

「お~い、由良、そこにはなんて書かれていたんだよ?」


 途中、吉田が興味本位で聞いてきたので・・・


「果たし状だよ。先輩からのお誘いだ。加勢してくる。」


 適当なウソをついて、誤魔化しておいた。


「加勢って・・・悠人が行っても、邪魔になるだけじゃないのか?」


 後ろから、山本が不思議そうな声を上げていたが、無視した。


 教室から出た瞬間、悠人のポケットから紙切れが落ちたコトに、気がつくものは誰もいなかった・・・。



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