アップルパイの恋人
始まった恋
敬語になったり 普通に話したり


行ったり来たりの彼のしゃべり方が なんだかくすぐったい


『昼休み、終わるよね…行きましょうか…。あ。よかったらメルアド…いいかな』



黙って携帯を差し出して


向かい合わせて


『じゃ…赤外線ね。行くよ〜』


行くよ〜だって


笑ってしまう

『え?おかしかった?変かな?赤外線…だよね?』



そこじゃなくて…


『あはっ。行くよ〜って…可愛くてつい…クスクス』


少し顔を赤くした彼は…すごく甘くてとろけちゃうような目をして…



胸がドキドキしてる。私
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