病気の彼女─先生と恋─


「そんな悲しい顔、させたいわけじゃ
 ないの・・・。」



あたしは今日のことを、話し始めた。



「だって、拓哉が女の子と楽しそうに
 話すんだもん・・・・
笑顔向けるんだもん・・・・。」



「・・・フッ」



拓哉が鼻で笑った。



「もぉ~、歌音可愛すぎっ!!
 でもごめんな?
 これからは気をつけるよ。」



あたしは・・・この言葉を
望んでたんだよね?


なのに・・・
全然嬉しくないよ___
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