秘密のMelo♪y③*ウィーン編㊤*

もちろんですとも。

そりゃお仕事だもの。

藤峰家のことでもなく…あたし個人のことでもなく…会社のことだからね。

しっかりしないとね。


「にゅふ❤」


すりすり頬をすり寄せるあたしの頭をぽんぽん撫でてくれるのは、超すてきで超かっこよくて超男前で超すごいあたしのかっくん。


「お疲れさん」


「うんっ。まおがんばったお」


ここにまで押しかけてくると思わなくってかっくんとらぶらぶ❤してたら邪魔されたんだ。

アポなしで個人の家に押しかけてくるような会社の不確かな取り引きなんて受けられるわけがない!


まあ……その前にすでに、あたしとかっくんのらぶらぶ❤は邪魔されてたんだけど。


「真緒かっっっこいい~~~っ!」


「はぶっ」


…りんりん……。

豊満なバストが苦しいです…。


「まさかまだ十六の君がねぇ」


「まお十七になったよ」


「いや、それでも会社規模でいうと大して変わらへんで?」


…とまあ、彼らが来る前にすでに、りんりん、しゅっちゃん、蓮くんが来てたんだけどね。


「将来は藤峰家を継ぐんだものね。つくづくあたしってすごい人を触ってるんだわぁ」


そんなことを言いながら、頭のてっぺんからぺたぺた撫でまわすりんりん。


「そう思うなら自粛しようか」


そういう蓮くんも……つんつん突いてるじゃないですか。


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