好き、好き、大好き。
そう思うと、じわじわと涙が出てきた。
あたしは、陽平くんにとってどれだけちっぽけな存在だったんだろうか。
悲しくて、悔しかった。
「………れる」
「え、なに?」
「もういい!陽平くんとは別れるから!カラオケでも何でもいけば!?」
あたしはそう言って、ダッシュで教室から飛び出した。
前も見ずに、ただひたすら走った。
今はもう、何も考えたくなんかなくて。
溢れる涙を拭うこともせず、走り続けた。