それでも好き!!
同じ行動パターン?



今日はいい天気だな…

今は4月…桜がとても綺麗。
始業式にはぴったりの日だと思う。

後30分くらいで始業式が始まる。
私たちは晴れて2年生になるんだ。
私は密かに喜びをかみしめながら歩いていた…


「今日から中学2年生だぁ~」
「クラス一緒だといいねっ♪」


なんて浮かれてる人達を抜かしながら私は1人体育館に向かった…


私は『神崎 澪』バスケ部でテストで5点をとか取る馬鹿で根暗のイメージがある極度のヲタ……
バスケ部ってのを抜いて聞くとただのキモい奴だけど…

産まれながらのこの美貌でコスプレモデルをやってるの。

男子は「ヲタクと根暗ってのがなけりゃ付き合ってやったのになぁ~」なんてコソコソ話してるらしい。
正直ウザい。


なんで私がヲタクだって知ってるのか…
それは同じ部活の『大崎 眞子』ってウザいのがどうしようもないくらい男好きで、会話のネタになるからって言いふらしたの。

「あの綺麗な澪が実はヲタク!!」

ってのですぐに噂は広まったってわけ。
それは友達から聞いた話しなんだけど,絶対あってると思う。
なんたって眞子は男と話すためなら何でもする奴だからね。

極度の男好きが原因で小学校のときは女子に無視されてたらしいし?

そんなこんなで私は眞子が大嫌いなの…。


…そんな事を考えたら体育館に着いた。
長いクソジ……校長先生の話の間は「明後日はどんな衣装かな」「こんな感じに撮るのかな」なんて考えたら大抵終わる…

始業式が終わると私は教室へ向かった。


「キャ~同じクラスだぁ~」
「今年も宜しくぅ~」


なんてどうでもいい会話があちこちから聞こえてくる。

私はとくにする事もなかったので自分の席に座って本を読み始めた。
すると同じクラスになったらしい『櫻木 可憐』に話しかけられた。
可憐は同じバスケ部でコスプレモデルを私がやってるのを知ってる1人。

夜とかに2人で公園に行って悩みとか言い合ってる。信頼できる相談役かな?

「2年生になって最初にすることが読書かよ!本ばっか読んでるから『ゴースト』とか『クリーチャー』とかって呼ばれるんだよ?」
「だってする事無いし?」
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