メイドな私とハプニング!


もきゅもきゅ。朝ごはんを急いで口に含む。うわ、のどに詰まりそう。


「お姉ちゃん、髪ってどうやって巻くんだっけ!?」


「ほら、アタシがやってあげるから。その代わり…アタシのご飯作ってよね。」


ちっ、しょうがないなぁ…。そう思って、お姉ちゃんの分のトーストと目玉焼きを作っていく。


「ほんと、アタシと結弦って似てないわよね。家事の出来だって、顔の作りもかな。あんたはかわいい系、アタシは綺麗系だから。」


それを自分で言っちゃうお姉ちゃんってすごいと思う。確かにお姉ちゃんは綺麗だと思うけど…自分で言っちゃったら台無しだと思う。


「あんた、学校でもモテるでしょ?この前、みたわよ。告白されてるの。」



ん?告白?されてないけどなぁ…。



「されてない?されてないねぇ…。付き合ってください!って言われてたじゃない。」


声真似までして言ってくれるお姉ちゃん。けど、あれは。。。

「あれは、買い物とか用事に付き合って、ってゆー意味でしょ?」


< 30 / 54 >

この作品をシェア

pagetop