君へ。
第1章 始まり
私、梅田こころは今日


社会人になります。




着慣れないスーツに身を包み、履き慣れないヒールでよろつきながら私わ今日から一緒に働く友達の元へ。




『ゆうちゃん!おはよー!!』

「おはよーこころ」


眠そうに欠伸をしながら振り返る高校からの友達の田中優ちゃん。スタイルが良くてスーツを綺麗に着こなすゆうちゃんはいつもだるそうだ(笑)


『ゆうちゃん…スーツ姿素敵すぎやし!』


「こころは……いや、言わんとくわ。」



ゆうちゃん……今何言おうとした?
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