最低男があたしの彼氏!?

「っふんだ!!!」

あたしは強がって…いや…正直には赤くなった顔を隠すために駆け足で教室へ向かった。


教室に戻ると、もうセンコーが来ていた。

「あ、浜松。机の上にある文化祭のプリント、よく目を通しておくように。」
「へ〜い」

あぁ…もう文化祭の季節かぁ…
早いなぁ…

「明日から文化祭の準備を始める。うちのクラスは、劇をやる予定だ。準備係になっている人は、明日の朝は三十分早く登校する事。」

「「「はーい」」」


こうして、今年の桜川高等学校の文化祭(の準備)が始まった。
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