桜の木の下で。
「ん?ちょっと待てよ・・・」
「どうした?」
俺は焼き鳥を食べた。
「お前、今・・・”結婚出来る年齢”って言わなかったか?」
「言ったよ。俺の婚約者、現役の高校生ですぞ」
「そうなの!?」
由美さんは吃驚している。
「お前、犯罪者だぞ!?」
店内には翔の声が響いた。
「犯罪者で結構。つうか、別に良いだろ?年齢差なんて・・・」
「そう言えば・・・翔、昔、女子中学生と付き合ってたって言ったわよね~・・・」
「確か・・・高3の時だよな?相手、中2だったよな?」
俺は仕返しと思えるような発言をした。
「俺の事は関係ないっ!」
まぁ、そうだな・・・。
「・・・まぁ、アイツが高校卒業したら・・・結婚するし」
「じゃぁ、雄也君は・・・28歳か・・・」
「うん・・・」

「・・・」
アパートに戻って来た俺は、昼間、東雲に言われた事を思い出した。
「・・・結婚って・・・なぁ~・・・」
俺は君を幸せに出来るかな?
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