徐々に僕は君色に染まっていく
きっと、今僕はひどくにやけた顔をしてるだろう
母さんにばれないか心配だな
あの人はひどくかんが鋭いから

『ただいま』

「お帰り、龍。遅かったわね」

『うん。まぁね』

「なぁに、何だか気持ち悪いくらい機嫌いいじゃない」

『な、何でもないよ』

案の定、ばれてしまった
やっぱりひどい顔をしているのだろう
それでも良い
どう思われようが構わない
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