カミレツの彼
『大丈夫だって、ちょっとの間だけだからね?』
ちょっとの間って、どういうこと?
『分かりました、頑張ります!』
いや、女の子も何を頑張るわけ!?
少しの不安が、一気に膨れ上がり
目に涙が溜まってくる。
「意味分かんない。。」
賢斗に確かめるべきだと思っているのに
どうも出来そうにない。
「朝の行動で嫌われちゃった?」
ただ、やきもちを焼いちゃっただけなのに。
それでも、重い?
「賢斗・・・」
いつもの私は何処に行ったのか、
ただ、泣くことしか出来なかった。