レンアイ 遊興




腕なんて思いっきり出てるし、

胸元はザックリ開いてるし、

背中なんてまる見えだし。


それにスカートの丈、異様に短いしっ!

少しかがんだら見えちゃうよぉ…。


ううっ、と一人でモジモジしてると、はぁと女子のみんながため息をついて


「はい、始めるよー!」

「男子見すぎ!自分の位置に戻って!」


なんて散ってしまった。



「つくし」


朱音に呼ばれて顔を上げる。


「その格好見せたら空先輩ヤバいかもね」


「ヤバい…?」


「うん。理性ぶっ飛んで、つくしのこと襲っちゃうかも」


ふふっとそれだけ言って去って行った朱音。


「おそ、おそ…!?」


ぱくぱくと口を動かして顔を真っ赤にしている私なんて気にもしないで。




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