レンアイ 遊興




「嫌…っ、離してよぉ」


そう言って手を払おうとしても、力が強すぎてびくともしない。


「それ逆効果〜」

「やばい、オレ誘われてる?」

「バカ、お前になんか誘ってねぇよ。誘われてんのはオレだ」

「はぁ?つくしちゃんオレだよな?」


そう言って顔を覗かれる。


近い…よぉ!!!


「嫌だよぉ…っ」


そう言って俯く私。


「マジ可愛い、ちょっと触っても平気かな?」


「ひゃっ」


頬を触れられ、反射的に声を出す。


「ひゃっだって。可愛い〜」

「あ、お前だけずりー。オレにも触れさせろ」


それからいろんな所を触れられて…

気持ち悪いよぉ…!


怖い…っ!


ぎゅっと目を瞑った。




< 36 / 412 >

この作品をシェア

pagetop