エリートな彼に甘く奪われました
「お前、明日にでもすぐに帰った方がいいんじゃないか?」

伊沢も心配そうに問いかけてきた。

「え、だけど」

「こっちはあと予算の関係だけだから俺達でつめておくよ。

今回は、本気なんだろ…?」

「え…」

「お前のそんなに焦った顔、初めて見るよ。

いつも余裕なのにさ」

え、そんなつもりはないんだけど。

伊沢はニヤリと笑ってからパソコンに向かって返信を打ち始めた。







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