Sky heart





次の瞬間だった。




急に、何かに、誰かに。


名前を呼ばれたような気がした。




あたしは車椅子を止め、ゆっくりと上を見る。




太陽が、あたしの真上にあった。



太陽は…真上からあたしを見ていた。



急に恐くなった。
体の震えが止まらなくなった。



「…はぁ…は…っう…」



激しくなる動機。



一気に全身に鳥肌がたったのが分かる。
そのくらい、分からない感情に怯えた。






< 38 / 50 >

この作品をシェア

pagetop